仲間や若いカップルを惨殺した罪で死刑を宣告されている囚人マシュー(ショーン・ペン)と、彼を救うべく特赦査問会を要請する尼僧ヘレン(スーザン・サランドン)。やがて嘆願が却下され、死刑執行の日が迫るなか、マシューの頑なな心は開かれていく…。
死刑という社会的テーマに真正面から挑んだ、ティム・ロビンス監督の意欲的傑作。加害者の人権だけではなく、被害者の哀しみまでをも見過ごすことのない慎重な構成が、永遠に解決されることはないであろう問題を、さらに複雑なものとして観る者に露呈させてくれている。キャストの名演も特筆もので、S・サランドンはアカデミー賞主演女優賞を、S・ペンはベルリン映画祭男優賞を受賞している。


死刑問題ってホント微妙で難しい問題ですよ、現実に。

被害者の立場からしたら加害者を八つ裂きにしたい気持ちが
強いのは理解できますし、でも人間の命は平等だとか
言われたら、そうだよなぁって思ってしまうし…

ショーン・ペンはほんといい役者さんです。
現実のイラク問題とかにも正面から向き合って、
単身イラクに乗り込んでいったりする行動力も尊敬しますし…

スーザン・サランドンがまたイイ。
やはりダンナ様が監督してる作品だと輝きが違いますね(笑)

考えさせられる作品です。

★★★★★

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